1984.4.29 撮影 Olympus OM-2,OM-4
国指定重要無形民俗文化財
秋保の田植踊(あきうのたうえおどり)
種別1: 民俗芸能
種別2: 田楽
指定年月日: 1976.05.04(昭和51.05.04)
(文化庁国指定文化財等データベースより抜粋転載)
実は、宮城県は田植踊の宝庫である。
田植踊には2系統あり、秋保田植踊は「弥十郎(やんじゅうろう)田植」系統である。
田植踊は本来は、稲の豊作を願う予祝の芸能であるから小正月に行われていたが、秋保では祭礼時に踊られるようになったようだ。また宮城県の殆どの田植踊も小正月に行われなくなっているようだ。
秋保田植踊は、湯元、長袋(ながふくろ)、馬場の3地区で継承されているが、写真は、馬場のものである。田植踊は、それぞれの地区で異なっている。湯元は、その名称からわかるように温泉に関係があり、現在は毎年五月五日の薬師堂の祭典において踊られる。
演目は「入羽(いれは)」「一本そぞろき(一本扇)」「鈴田植」「二本そぞろき(二本扇)」「銭太鼓」「太鼓田植」などを見た。また「春駒」「鎌倉踊」などの踊りが伝えられ、その一部には江戸初期の歌舞伎踊の姿をうかがわせるらしい。踊りは古風で美しい。また、花笠の上に蝶々が飛んでいるのが、なんとも可愛らしい。
結構な枚数の写真を撮りました。
てなわけで、民俗芸能のなかでも、特に田植踊を結構追いかけていました。
ついでながら、宮城県の田植踊のなかで是非とも見たいと思っているものに「廿一田植踊」がある。
「掲鼓田植」の系派の数少なくなった田植踊で、技芸も優れており、装束や芸態には地域の特色を持つ古来の芸風を継承保持している。
「廿一田植踊」だけが正月行事として毎年元旦の早朝に、地区の八雲神社と古峰神社で、豊作祈願の舞いを奉納した後、地区の農家を門付して回っている。県指定無形民俗文化財(気仙沼市)
と宮城県文化財保護課のホームページにある。
秋保大滝(あきうおおたき)
ついでに、よくサスペンスドラマのロケーションに選ばれる「秋保大滝」の写真を載せておきます。滝の水の色をホワイトバランスで白色にするより、青味がかったほうが雰囲気がでていると思うので、そちらを載せました。
2011.4.4 記
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